本記事は、『IMAX』って何?という素朴な疑問にお答えする記事です。
IMAXとは、日本国内で最も有名なハイスぺシアターです。
画角が広い、高画質、高音響といった特徴があるシアターです。
結論から言うと、『IMAX』は絶対おすすめです!
通常のシアターと比較すると、明らかに違いを実感することができます!
ただし、知っておかないと期待外れになってしまう注意点もあるので、そんな点も含めて、この記事で解説していきたいと思います。
そもそもIMAXって何?
本来、IMAXとはIMAXカメラという特殊なカメラで撮影された映画(映像)の事を指します。
IMAXカメラとは、通常35㎜のフィルムではなく、65㎜サイズのフィルムで撮影し、かつ縦と横を逆にすることで、より正方形に近い(アスペクト比1:1に近い)映像を撮影することが可能なカメラです。

IMAXカメラで撮影することにより、通常よりも上下に視界が伸び、圧倒的な没入感を体感することができます。
しかしながら、その巨大なフィルムを使用するため、カメラの動作音や高額な費用などのデメリットが存在します。
そのため、映画に使用する際には、全てのシーンをIMAXで撮影するのではなく、一部のシーンをIMAXで撮影する方法が用いられています。
IMAXの種類と違い
IMAXとはIMAXカメラで撮影した映画の事を指します。
が、デジタル化が進んだ現在では、IMAXとは、IMAX社が提供する独自のシアターシステム、の事を指すことが多いです。
このシステムの特徴は、スクリーンの画角と大きさ、画質、音響、の3つです。
IMAXにも、IMAXデジタル、IMAXレーザー、IMAXレーザーGT/テクノロジーなどの種類があり、それぞれで特徴が少しずつ異なってきます。
クオリティ的には、下記の順番です。
1.IMAXレーザー GT/テクノロジー
2.IMAXレーザー
3.IMAXデジタル
これから、それぞれのIMAXの種類とその違いについて、解説します
①IMAXデジタル

『IMAXデジタル』は、IMAXのスタンダードと思ってもらえればよいと思います。
特徴としては、スクリーンの画角と大きさ、画質、音響、の3つです。
通常のスクリーンは、アスペクト比が2.4:1ですが、IMAXデジタルは1.9:1となり
正方形に近くなるイメージです。
その上、スクリーン自体の大きさも非常に大きく、没入感を得ることができます。
画質については、2台のプロジェクターを用いることで、鮮明な映像を映し出すことができます。
さらに、6つの専用スピーカによって、どの席にいても迫力あるサラウンドを体感することができます。
つまり、IMAXデジタルは、『スクリーン』、『画質』、『音響』が非常に優れたシアターと思ってもらえればOKです。
②IMAXレーザー

IMAXレーザーは、IMAXシアター専用にゼロから設計されています。より鮮やかで明るく、深みあるコントラストの超高解像度映像の4Kレーザー投影システムと
リアルで圧倒的な臨場感のある音を再現する12chサウンドシステムで今までとは違う映画体験を体感してください。
『IMAXレーザー』は、4Kレーザーの投影システム+12Chサウンドシステムを搭載した、IMAXデジタルの進化版です。
映像が2Kから4Kに進化しただけでもすごいですが、サラウンドが12Chになったのもすごい進化です。
もはや、スタンダードのIMAXデジタルが、少しちゃっちく見えますね・・・・。
現在、国内のIMAX劇場はこのIMAXレーザーが主流になりつつあります。
新規で導入されるシアターもほとんどがIMAXレーザーです。
現在存在するIMAXデジタルも、ゆくゆくはIMAXレーザーに置き換わっていくと思われます。
③IMAXレーザー GT/テクノロジー

最後は、『IMAXレーザー GT/テクノロジー』です。名前からして凄そうですね。。
『IMAX GT/テクノロジー』は、IMAXレーザーのスクリーン巨大化版です。
まず、アスペクト比が1.43:1になります。
図解してみると、↓のようになります。

また、スクリーンサイズも、25.8mとなり超巨大化します!
これは、ぜひ劇場で生で観てみてください。
シアターに入った瞬間に、『でかっ!!』と思うはず。笑
そして、この『IMAXレーザーGT/テクノロジー』は、日本国内ではまだ2劇場でしか導入されていません。
『グランドシネマサンシャイン池袋』と『109シネマズ大阪エキスポシティ』です。
『IMAXレーザーGT/テクノロジー』は、日本で最もハイスペックなシアターと言っても過言ではありません。
映画好きの方なら、一度は体験してみることをお勧めします!
IMAXレーザーGT/テクノロジーの詳細情報や実際に映画を観てきた感想を↓の記事で紹介しています。
ぜひ、参考にしてみてください!

IMAXの種類一覧表
上記で説明した各IMAXの違いを一覧にしてみました。
通常 | IMAXデジタル | IMAXレーザー | IMAXレーザー GT/テクノロジー |
|
スクリーン | 幅7m~10m 2.4:1 |
約15m~ 1.9:1 |
約15m~ 1.9:1 |
25.8m 1.43:1 |
画質 | 2K | 2K | 4K | 4K |
音響 | 5.1CH | 5.1Ch | 12Ch | 12Ch |
映画館によるところは結構あるので、一概には言えませんが、ざっくりまとめると
このような感じになると思います。
並べてみるとIMAXレーザーGT/テクノロジーの凄さがよく分かります。
IMAXの料金
IMAXは、通常料金に加えて追加料金が必要となります。
劇場によって料金は若干異なるので、分かりやすく、グランドシネマサンシャイン池袋の料金を、↓に書いておきます。
・IMAXデジタル:+500円
・IMAXレーザー:+700円
・IMAXレーザー GT/テクノロジー:+800円
他の映画館も似たような料金だと思います。
通常料金だと、結構高くなるので、サービスデイや割り引きを上手く活用したいですね。
IMAXを観る上での注意
IMAXは、映画を観る上で少し注意が必要です。
IMAX対応の映画が少ないこと!
IMAXの特徴は何といっても、画角です。
より正方形に近い映像を撮影できることが、最も大きな強みです。
それによって、圧倒的な没入感のある映像を体験することが可能です。
しかしながら、IMAX対応の映画でないと、せっかくの画角の広いスクリーンでも、結局は元の横幅が長い映像が映し出される事になります。
でないと、↓のように上下の黒い部分が目立ってしまって期待外れ、なんてことも・・・。

これは、映画を観る前にしっかりと確認しておいた方が良いと思います。
ただ、管理人的には、それを抜きしても、スクリーン自体が大きい事やサラウンドも良いので、通常のスクリーンに比べたら、全然楽しめると思います。
まとめ
IMAXについて、まとめました。
注意しないといけない点はあるものの、十分楽しめるシアターだと思います。
管理人は、おススメです!
特にアクションシーンが売りの映画は、通常のスクリーンで観るくらいなら、
IMAXで観た方が絶対いい!間違いない!
と、管理人は思っています。
IMAXと同じくらいお勧めしたいハイスぺシアターの1つに『DolbyCinema(ドルビーシネマ)』があります。
こちらも、映像の美しさや音響レベルの高さは日本でも最高峰だと思っています。
↓の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
